





2017/11 制作期間 1ヶ月
とても標高の高いところにある取水塔の番人という オリジナルキャラクターを作り、今まさに抜刀している シーンを切り取ってフィギュアにしました。
素材は主に石粉粘土なのですが、ところどころ異素材を使用しています。 ふくらはぎは針金や糸鋸の刃でできており、彼が機械の体であることを表しました。 頭の後ろのコード、背負った機械、胸や膝関節に埋め込まれた丸い石も異素材です。 うさぎをモチーフに作っています。先端がほのかにピンクに染まった耳、お尻の丸い尻尾で 格好良さだけでなく、コミカルな可愛らしさを演出しました。 右図1段目の両足はかかとが浮いており、本物のうさぎの後ろ足らしさ、また今にも 重心を移動し飛び上がりながら刀を抜きそうなイメージを感じさせます。 フィギュアの下に鏡を置いて映りこみを作り、機械のパーツが集合していることで 未来的な雰囲気を醸し出していますが、全体の汚れ加減や臨戦態勢をとっていることから、 暗く過ごしにくい退廃的な未来という世界観が自然と伝わることを願っています。
石粉粘土 針金 プラスチックビーズ アクリル絵の具 ジェルメディウム

と、猫
2017/6 制作期間 2週間
学校課題
二条城をテーマにした立体絵画です。地下鉄二条城駅前の通路に一年間飾られました。
通路に飾られるということは歩きながら作品を見る=ぱっと見の印象が大事で あると考えたので、城っぽさから離れた色を選び、他の作品との差別化を図りました。 雨をあらわすアクリルの細い棒を画面の手前、奥と自由に配置しているため、 歩きながら見た際に写り込んだ現象がバラバラに歪み続け、より目に留まりやすく なっています。 立体的な部分は、ライオンボードというやわらかい素材でできています。 ボードを曲げながらライターで炙ることで湾曲した形を固定することが可能で、 コスプレのグッズを作る際にもよく使われる手法です。 左図1段目の城主は一枚のボードでできていながらも足元は地面につき、 上半身はどこにも接地せず浮いた状態で、リアルな影の表現ができています。 若干傘の下から覗き込まないとよく見えない猫も半立体ならではでお気に入りです。
ライオンボード アクリル絵の具 色鉛筆 アクリルの棒